社内研修報告

令和7年2月 社内研修報告

●研修テーマ

緊急時の対応

●目的

利用者の緊急時にヘルパー・サ責が「何をすべきか」学ぶこと

●内容

○訪問介護の「緊急時」とは

  「介護事故」または「急な利用者の体調変化」により発生

○緊急時にヘルパーが行うべき「3つのこと」

①利用者を「安心」させる

  ➝ゆっくり落ち着いた口調で声掛け

②「緊急性」を判断する

 ➝すぐに救急車を呼ぶべき状態なのか?を判断

③必要に応じて「医療」へつなぐ

 ➝緊急性の判断を行い、明らかに救急搬送すべき状況であれば119番へ、そうではない状況であれば、

   主治医や訪問看護などの医療職に連絡して指示を仰ぐ

○「救急車を呼ぶべき」状況

 基本的に「脳」「心臓」「消化器官」の異常は緊急性が高いので救急搬送すべきと考える

○訪問時に利用者が亡くなっていた場合は「119番と110番」

  訪問介護の利用者は一人暮らしの方も多く、ヘルパーが訪問すると利用者が亡くなっいるケースもありえる

  救急車が到着後に死亡確認が行われ、警察により亡くなった原因が事故なのか、病気なのか、事件なのかを検証

 <ポイント>

・極力「利用者宅の物にさわらない」ように

・次のサービスが控えている場合はサ責に調整してもらう

  ヘルパーは第一発見者となるので「事情聴取」を受けることになる

・ターミナルケアの場合は例外

 利用者の中には、状態が急変しても病院で延命処置はせず「自宅のベッドで最期を迎えたい」と 希望している方もいる

   ターミナルケアの場合、急変または亡くなっていても119番と110番は必要なく、

   基本的に主治医や訪問看護に連絡し、主治医が来訪後に死亡確認をする流れとなる

○必ず「緊急連絡票」を事前に確認しておく

ヘルパーは担当利用者の「緊急連絡票」を必ず事前に確認する

○緊急時にサービス提供責任者がすべき6つのこと

  ①とにかくヘルパーを落ち着かせて「状況整理」をする

  ②家族へ連絡する

  ③必要であれば訪問する

  ④ヘルパーの次の訪問先を調整する

  ⑤ケアマネへ連絡する

⑥緊急対応後にヘルパーのアフターフォロー

○緊急時に備えた事業所運営

・緊急対応方法の取り決め(契約時)

・研修会の実施

・緊急時マニュアル・対応フロー(別紙)の作成 など

◆まとめ・研修結果

 あわてずに緊急時対応ができるよう復習することができた。また、事前にできることについても確認できた。

今後の支援に役立てていきたい。