社内研修報告

令和4年10月 社内研修報告

【呼吸の見方JCSレベル】

★呼吸状態のアセスメントと必要事項について★

観察のポイントは

呼吸の深さ リズム 回数 SPO2 呼吸音 チアノーゼ 自覚症状(苦しさ、怠さ) 

この7つに異常があると様々な病変が関連していると考えられる

※呼吸の正常値は1分間で14~20回が正常値。

〇呼吸回数の測り方は、腹部または、胸部の上下運動の観察を1分間行う

〇呼吸音の測り方は、気管支、肺に該当する部分的に聴診器当てる

★JCSレベル★

レベル1 刺激しなくて反応あり

   1-1だいたい清明であるが、今ひとつはっきりしない

   1-2見当識障害あり(場所、日付、時間が分からない)

   1-3自分の名前、生年月日が言えない

レベル2 刺激で覚醒、刺激をとめると眠り込む

   2-10普通の呼びかけで安易に開眼する

   2-20大きな声または、身体の揺さぶりにて開眼する

   2-30痛みや刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと開眼する

レベル3 刺激しても反応なし

   3-100痛みや刺激に対し、払いのける動作をする

   3-200痛みや刺激に対し、少し手を動かしたり、顔をしかめたりする

   3-300痛みや刺激に反応しない

GCSレベル

意識レベル確認時の 開眼 / 発語 / 運動機能 の3を数値化したスケール観察で、誰であっても同じ視点でわかりやすく認識、伝達が可能になる。

また、脈が手首でとれない時は、頸動脈(必ず片方のみ)で測る

★心肺蘇生★

負傷者を発見したら

安全確認→意識確認→救急車とAED手配→胸骨圧迫→気道確保→人工呼吸→心肺蘇生の継続…の順で行う

〇心肺蘇生  胸骨圧迫(真上から5㎝沈むまで圧迫)を30回

〇人工呼吸  相手の胸が膨らむ程度2回

★AED★

フタを開ける→電源を入れる(自動でオンになるタイプもある)→電極パットを貼る

→心電図解析・電極ショック→心肺蘇生 

※ベッドで行う際は床に移動(座面が柔らかいと圧力がかかりにくい為)